戦後の日本を襲った経済危機は①オイルショック②バブル崩壊③リーマンショック④コロナ蔓延の4つと言われている。危機は神による選択(間引き)かもしれない。経済危機を克服して生き残った者は益々強くなり繫栄する。敗北者は持っていたものまで奪われる。危機の度に経済構造が変わってきた。企業の経済勢力分布も変わってきた。企業も個人も勝ち組と負け組の格差が広がる。そして所得格差も広がる。
今まさに「コロナ経済危機」まっ只中である。人生は禍福終始。人生は禍福が織りなす縄のごとし。始めのあったモノには何時かは終わりの時を迎える。高齢者企業の名のもと、ウイルスを怖がって冬眠生活をしている。いずれコロナ禍も終わる。果してこの忍耐時間は正解なのだろうか。明日からもこれで良いのだろうか。
危機に直面した時、諸葛孔明は「座して死を待つより、出でて活路を見出さん。」と言っている。武蔵は「振りかざす太刀の下こそ地獄なり、一足進め、先は極楽。」と一歩踏み込む勇気を言っている。大胆なだけでは無鉄砲になり、細心だけでは臆病になる。「危機は人を創る。人が歴史を創る。」という言葉がある。野望を持った信玄は風林火山を掲げ上洛(天下)を目指した。上洛途中で病死するが、信玄は死ぬまで自分を生きた。
幸福は苦難の入った封筒で届けられると言われている。私は安楽と苦難の岐路に立った時、自分らしく苦難の道を歩んできた。苦難は成長のエンジンだった。今後の幸福な人生、納得できる人生を送るために、このまま安寧な冬眠生活で良いのだろうか。今日で7連休が終わる。明日からどうする。意味深長なメッセージだが、風林火山、コロナの風が吹く林の中を粛々と歩を進める時もあるとしたい。