4月6日の松山城は4度C快晴である。手袋がないと寒いくらいだ。松山城の開花は8分咲きで、ここ数日で満開となると思う。新型コロナウイルは未だ未だ蕾状態で、開花宣言程度だと思う。全土に感染して、全国民に免疫が出来て終焉に向かうことを考えれば、まだ始まりの始まりのように思う。歴史は残酷である。人類ウイルス進化説(適者生存説)と言うのがある。非情にも適者生存だけで弱者生存は無い。人類は遠いご先祖様の時代から、新種のウイルスを蔓延させ、適応できた人間だけを選別してきた。そうして遺伝子を進化させてきた。自然の摂理によって危機に対応できない生命(遺伝子)は滅ぼしてきたのだ。そして今、人類は再び試されている。
二宮金次郎は「危機が人を創る。人が歴史を創る。」と言っている。二宮金次郎が5歳の頃、小田原藩を襲った大洪水で田畑のすべてが濁流で流された。洪水によって庄屋だった二宮家も農民も貧困生活に転落する。幼くして親を亡くした金次郎は親戚をたらい廻しにされる。幼年期に経験した天災が後年の農業改革(農業生産飛躍)を導いたのである。百姓に学問はいらないと言われた時代である。そして、あの焚き木を背負った金次郎像となったのである。
新型コロナウイルスと同じように危機によって人類は進化してきた。ピンチは変革のチャンス、社会だって会社だって、個人だって同じかもしれない。コロナウイルスの効果によって、もうすでに在宅勤務とか在宅IT教育とかの検討が始まっている。コロナウイルスを好機にするか敗退にするかは自己責任だ。不動産対策は激動期が絶好のチャンスとなる。ピンチの時は考えて考えて考え抜くしかない。